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Urbania ( 2000年 アメリカ)
監督:ジョン・シアー 出演:ダン・フッターマン アラン・カミング他
 主人公チャーリー(ダン・フッターマン)は、精神的不安を抱えながらある男を探しNYの街をさ迷い歩く。男を探す一夜の旅でチャーリーは数々の都市伝説(urban legend)と出会う。それは夢か現実か…。
私の英語読解能力では怪しい部分もありますが、ミステリーとしてかなり良く出来た映画です。この映画のような構成の作品は初めて見ました。日本未公開の理由は、有名俳優が出ていないこととアメリカで伝えられている都市伝説が日本人にはなじみが薄いからでしょうか。「都市伝説」というのは「人々に口コミでまことしやかに伝えられるお話」のことで、有名なのは本にもなった「消えたヒッチハイカー」。DVDの特典にはその作者のインタビューも収録されています。
 アラン・カミングは、チャーリーの友人役。病気の為真っ青なお顔で出演。コメンタリーにも出演場面で登場し、キュートなスコティッシュ・アクセントを聞かせてくれます。

(DVD 音声:英語 字幕:英語 フランス語 スペイン語
Bernard and the Genie (1991年 イギリスTV)
監督:ポール・ウェイランド 出演:アラン・カミング レニー・ヘンリー 他
 クリスマスも近いある日、恋人に棄てられたアートディラーのバーナード(アラン・カミング)は、部屋にあった古いランプを擦る。すると2000年前の魔法使いジニー(レニー・ヘンリー)が現れ、バナードの願いを次々に叶えてくれる。
可愛いクリスマスストーリーです。10年前のアラン・カミング。アランが働く画商のボスがローワン・アトキンソン。もの凄く嫌味な男を好演(?)しています。英語の意味が分からなくっても話し方を聞いているだけで嫌な奴だということが分ります。 
 脚本のリチャード・カーティスは、この作品の後「フォーウェディング」「ノッテイングヒルの恋人」を書いています。

(VHS CC無し
The lavender hill mob (1951年 イギリス)
監督:チャールズ・クライトン 出演:アレック・ギネス スタンリー・ハロウェイ 他
 アレック・ギネスが友人のスタンリー・ハロウェイと組んで銀行から金塊を奪おうとするコメディ

 アレック・ギネスが亡くなった年に買いました。英国映画協会によるベスト100でこの作品は17位だったので、面白かろうと…。白状しますと、このビデオはCCが無かったので、物語理解に不安があります。おかしいことはおかしいのですが、細かい言葉のニュアンスはあまり分りませんでした。残念です。それでもブリティッシュアクセントフェチの私は登場人物総てがイギリス英語発音なので大感激!(あたりまえ)
オープニング2.3分位に無名時代の美しいオードリー・ヘップバーンが登場します。

(VHS CC無し)
In the company of men (1997年 アメリカ)
監督:ニール・ラビュート 出演:アーロン・エッカート ステイシー・エドワーズ
 ヤングエグゼクティブのチャド(アーロン・エッカート)は、女に振られたばかりの同僚ハワードに支社に出向している6週間の間に誰かを傷つけようと持ちかける。チャドはその標的に聴覚障害者のクリスティンを選ぶ。彼らは同時に彼女をデートに誘い出し、本気にさせた後捨てようというのだ。クリスティンは2人とデートを始め、クリスティンはチャドに、ハワードはクリスティンに本気で恋をする。6週間後、チャドのとった行動は…。
 アーロン・エッカート扮するチャドは、冷血で卑劣な男。一見人の良さそうなWASPが言葉の毒を吐きちらし、態度にも出す。支社の秘書クリスティンが聾唖者と分った時、同僚に「彼女をどうやって呼ぶんだ、犬笛か?」そして、聾唖者の声と称してフリッパーの泣き声をしてみせる。しかし、クリスティンの前ではひとりの恋する男を演じ、彼女を見事に騙す。また人種的偏見も隠さない。どうして、こんな男が社会でやっていけるのか。これも、In the company of men 社会が作った人種なのだ。チャドは人がどうしたら傷つくのか知っている。そして傷つけた相手に聞く So, how did it feel? 「それで、どう感じた?」
 ニール・ラビュート監督の映画は「毒」が持ち味だと思います。そして、道徳的とも感じます。毒を見せられることによって考えさせられることが多いです。アーロンは、黙っていたら何て好青年と言う役で、卑劣な感じもはまっています。彼、この役をやった後,街ですれ違った人に「ひどい奴!」と言われたのだそう。可哀想に。

(DVD 音声:英語 字幕:英語) 
Jet set (2000年 フランス)
監督:Fabien Onteniente 出演:サミュエル・ル・ビアン ランベール・ウィルソン
 パリ郊外モントイユで Bombay Bar を営む労働者階級のジミーは、妻が子供を生もうとしているのにバー経営に行き詰まっている。彼は共同経営者のフィフィと経営再建を相談し、Bombay Barに金持ち連中(Jet set)を客として呼ぼうと考える。2人は失業中のマイク(サミュエル・ル・ビアン)にセレブの集るパーティーに忍びんでコネを作ってこいと頼む。着飾ったマイクはパーティーでアルチュール(ランベール・ウィルソン)と知り合い、彼の友人の屋敷で寝泊りをするようになる。上流社会の生活に段々染まってくマイクはBombay Bar とジミーの家族を救えるのか…。
 パリ旅行へ行った時、サミュエル・ル・ビアン目当てで飛びついたように買ったDVDですが、フランス映画で字幕がフランス語のみなので見るのに時間がかかりました。フランス語が全然分らないので、ストーリーは映像で把握したものです。サミュエル・ル・ビアンはとてもキュートなのですが、この映画の見どころはランベール・ウィルソンのキザ男ぶりです。もう見事!彼、次の「マトリックス」に出演予定とのこと。楽しみです。字幕はフランス語だけですが、音楽やカットシーン、インタビュー、短編映画などフランス語が分ればとっても嬉しい特典がいっぱいです。

(DVD 音声・字幕:フランス語)
オフィシャルサイト
Pollock (2000年 アメリカ)
監督:エド・ハリス 出演:エド・ハリス マルシア・ゲイ・ハーデン エイミー・マディガン ジェニファー・コネリー
’40〜’50年代アメリカ、革命的表現で画壇を騒がせたジャクソン・ポロックの伝記。貧しさから弟夫婦と暮らしていた売れない画家、ジャクソン・ポロック(エド・ハリス)が同じく画家のリー・クラスナー(マルシア・ゲイ・ハーデン)と知り合い、共同で展覧会を開き成功する。やがて恋人同士になり結婚したふたり。リーは自分のキャリアを諦め、ポロックを一流の画家にすることに身を捧げようとする。ペギー・グッテンハイム(エイミー・マディガン)に認められLIFE誌のカバーも飾る。しかし、彼のアルコール依存症や女性関係が彼の人生を…。
 エド・ハリスが初監督作品に選んだテーマが、画家の伝記と知った時、ポロックの絵は一度も見たことがありませんでした。ウェブサイトで検索したら初期はミロにそっくりですが、後期、独自の手法で認められた絵は迫力があって感動しました。その後、実物を見る機会があった時浮んできたのは、このDVDで見たポロックの実写フィルムでした。エド・ハリスもそっくりでしたが、ポロック本人の気迫が目に焼きついてしまっていたからでしょう。エド・ハリスのコメンタリー、メイキング等特典充実です。

(DVD 音声:英語 字幕:英語 フランス語 スペイン語 )
pollock参考ページ
   
『ポロック ふたりだけのアトリエ』 のタイトルで2003年劇場公開
Sexy beast (2000年 イギリス・スペイン)
監督: ジョナサン・グレイザー 出演:レイ・ウィンストン ベン・キングスレー イアン・マクシェーン
 引退したギャングのガル(レイ・ウィンストン)は、元ポルノ女優の妻とスペインの田舎町の丘の中腹に豪邸を建てて住んでいる。そこに、昔の仲間ドン(ベン・キングスレー)がボスから依頼されたと銀行強盗に加わるようロンドンから脅しにやってくる。平穏に暮らしたいガルに執拗に迫るドン。
 Sexy beast(セクシーな獣)って誰のこと?って きっとベン・ガンジー・キングスレー様のことでしょう。正直なところあんまりセクシーとは思わなかったけど"俺様はセクシーだぜ"光線をず〜っと放っていらっしゃいました。とことん凶暴で口汚い役もできるのね〜と感心いたしました。さすがです。それに何回C--t,F--kと発音なさったかしらん。数えたら凄いと思う。それだけ下品な役でした。
 お話は前半のキングスレ−様ともうひとりのSexyさん(?)レイ・ウィンストンとの熱い説得(恐喝)と拒絶から後半のクールなシーンの対比が凄く良かったです。
(DVD 音声:英語 字幕:英語 )
State and main (2000年 アメリカ)
監督:デビッド・マメット 出演:フィリップ・シーモア・ホフマン レベッカ・ピジョン ウイリアム・H・メイシー アレック・ボールドウィン チャールズ・ダーニング デビッド・ペイマー ジュリア・スタイルズ サラ・ジェシカ・パーカー
 ヴァーモント州ウォーターフォード。古き良きアメリカを感じさせる、ニューイングランドのごく平凡な小さな町。そんな田舎町にある日、映画「Old Mill」(古い水車)のロケをしにハリウッドの映画クルー達がやってくる。すべてのスタッフが集り撮影準備に入る。しかし肝心の水車小屋はとっくの昔に全焼していた…。
 アメリカの田舎町を舞台にしたハリウッド内幕モノです。いわゆる渋い役者さんたちのオールスターキャスト。映画クルー達の中で唯一教養と常識があるのが脚本家役がフィリップ・シーモア・ホフマン。ウイリアム・H・メイシーは、気の弱い監督さん役です。スター女優役のサラ・ジェシカ・パーカー、誰よりも顔が長いです。

(DVD 音声・字幕:英語)
The velocity of Gary (1998年 アメリカ)
監督:ダン・アイルランド 出演:トーマス・ジェーン ヴィンセント・ドノフリオ サルマ・ハエック
 田舎から都会に出てきたゲイリー(トーマス・ジェーン)は、ポルノスター、ヴァレンチノ(ヴィンセント・ドノフリオ)と知り合う。彼にテレフォンクラブの仕事を世話してもらい付き合い始めるが、彼には女性の恋人(セルマ・ハエック)もいた。ヴァレンチノを巡って嫉妬しあうふたり、でも彼がHIVに感染したことが分って…。
 「トーマス全作品制覇!」とトーマス・ジェーン目当てでビデオを買いましたが、これはまさしく美男美女から愛されるロン毛ポルノスターヴァレンティノ役のヴィンセント・ドノフリオ映画でした。それもそのはず、彼がエグゼクティブ・プロデューサーを務め家族も出演しています。ストーリーは結構面白いです。ドノちゃんの超ナルシストぶりとトーマスとの濃厚kissシーンが見物です。

(VHS CC)
Déjà Mort (1998年 フランス)
監督:Olivier Dahan  出演:クレマン・シボニー ブノワ・マジメル ゾーイ・フェリックス
 物語は、ローリー(ゾーイ・フェリックス)のナレーションで、過去の物語として語られる。ローリーの男友達ロメイン(クレマン・シボニー)は美しい彼女をモデルとしてフォトエージンシーに紹介する。ヌードも辞さない野心家の彼女はさらに上を目指すべく、アプローチを始める。二人は富豪の息子デビッド(ブノワ・マジメル)の大邸宅に移り住み、彼の仲間たちと共に薬と自堕落な生活に溺れていく。ある日彼女はポルノ業界のドンにハードコアポルノのオーデションを受けるよう言われ、それを受け入れる。無気力にただ落ちていくだけの3人。
 
パリ旅行した時、ブノワが出ていると言うことで買いました。ブノワは脇役、でもブロンドでとっても綺麗でした。アメリカ映画「レスザンゼロ」と似た雰囲気をもった作品で、原題は「もうすでに死んでいる」と言う意味です。特典には監督のコメンタリーの他彼のブラック&ホワイトの短編が2作品収録されています。
(DVD 音声:フランス語  字幕:英語)
Proof (1991年 オーストラリア)
監督:ジョスリン・ムーアハウス 出演:ヒューゴ・ウィービング ラッセル・クロウ ジュヌビエーブ・ピコ
 マーティン(ヒューゴ・ウィービング)は生まれながらの盲目。「人は嘘をつくものだ」と他人に不信感を抱いて生活している。彼の世話をする家政婦(ジュヌビエーブ・ピコ)は、孤独な生い立ちから変質的な愛情を彼に持っている。マーティンは、日々の「証拠」として写真をとっているが、それに何が映っているか説明してもらうのに偶然知り合ったアンディ(ラッセル・クロウ)に白羽の矢を立てる。マーティンは「嘘を言わない」アンディに信頼を寄せる。
 ラッセル・クロウに萌えていた時多量に購入した彼の日本未公開映画の中の1本です。彼のオーストラリア時代の映画には結構いいのがあるのですが、もうほとんどビデオ&DVD化されてしまいまして、PALを高いお金出して変換してもらったビデオとか、ポルトガル字幕の未公開映画ビデオを早朝起きてeBayで落札したもの等今となっては情熱の燃え殻のように感じます。
 とはいえ、Proof はラッセル・クロウファンでなくとも素晴らしいと感じる映画だと思います。完璧な信頼関係を人に求めていた孤独な主人公のマーティンが、嘘をつかない人間などいないと悟るに至るお話をユーモアやブラック・ジョークを交えて描いています。個人的にはやはりアンディがマーティンに写真に映されているものを説明する時の低い声が素敵でした。
(VHS CC)
Garden State (2004年 アメリカ)
監督・脚本:ザック・ブラフ  出演:ザック・ブラフ ナタリー・ポートマン ピーター・サースガード
 LAに住む売れない役者のアンドリュー(ザック・ブラフ)は母親死亡の知らせを受け、故郷のニュージャージー(Garden State)に帰ってくる。彼は昔の仲間(ピーター・サースガード)と会い、母親の死など無かったかのように友人達と遊び、薬(精神安定剤)をもらいに行った病院でサム(ナタリー・ポートマン)と知り合う。彼女は明るく屈託の無い性格でアンドリューと意気投合する。

 アンドリューは感情を表に出さない。小さい頃からのクスリのせいとも思える。周りの出来事がすべて自分とかかわりの無いことのように見えている。それはある出来事から…。それをサムに告白し感情を吐き出すシーンがとてもいい。見ている者まで心が解放される。
(DVD 音声:英語 スペイン語 字幕:英語 スペイン語 フランス語 )
『終わりで始まりの4日間』 のタイトルで2006年4月7日 DVD発売予定
Bongwater (1998年 アメリカ・カナダ)
監督:リチャード・シアーズ 出演:ルーク・ウィルソン アリシア・ウイット エイミー・ロケイン ジャック・ブラック 
 芸術家志望でポットディラーのデイビッド(ルーク・ウィルソン)は仲間達とオレゴン州ポートランドで気ままに暮らしていた。そこに都会から来たセレーナ(アリシア・キット)が現れ彼の作品を誉める。そのことでデイビッドは、自分のアートワークと人生をよりシリアスに考えるようになり、セレーナとの関係も発展していく。しかし心の行き違いからセレーナはデビッドの元を去っていく…。
 基本的にコメディなのですがぜ〜んぜん笑えない、登場人物たちがず〜〜っといろいろな種類のクスリをやっているのが不愉快でしかも、CC無しだったのでイマイチ細かい言葉のニュアンスが分らず楽しめない作品でした。ジャック・ブラックがご自慢の喉を披露するシーンがあってうっとりしました。彼って本当に歌が上手いです。
 ルーク・ウィルソンは最近のお気に入り俳優さんで、私的にはボンクラキャラの彼がいちばんいいですね〜と言っても今までの役ほとんどがボンクラ&能天気キャラなのですが…。
(DVD CC無し)
Bottle rocket 1996年 アメリカ)
監督:ウェス・アンダーソン 出演:ルーク・ウィルソン オーウェン・ウィルソン ロバート・マスグレーブ ジェームス・カーン
 神経過敏の為入院していたアンソニー(ルーク・ウィルソン)を、親友のディグナン(オーウェン・ウィルソン)が迎えにくる。ディグナンは脱走を助けようとしていたが、実はアンソニーの退院の日だった。ディグナンはもうひとりの友人ボブ(ロバート・マスグレーブ)を誘って強盗を計画する。まず手始めに本屋を襲った3人は、成功後モーテルに逃げ込む。アンソニーはそこで知り合ったメイドに恋をしてしまう。

 これは「rushmore」「ザ・ロイヤルテネンバウムス」以前の監督アンダーソン&共同脚本オーウェン初コンビ作品です。1994年に短編として製作し好評だったので長編として取り直しました。クリミナルコメディで字幕無しで見ても大笑いできました。ボブの兄役がウィルソン兄弟の長男、アンドリュー。その他アンダーソン&ウィルソン映画の常連俳優さん達が多数出演しています。
 ルークは今まで見た中でいちばん良い役、ロマンチックロールとも言えましょう。ディグナンほどではないけれど彼も頭のネジがちょいと弛んでいる様な役柄。
ウルグアイ出身のスペイン語しか話せないモーテルのメイドさん(「赤い薔薇伝説」に出てた女優さん)に通訳者ごしに愛を告白するところがとってもおかしいです。高校時代記録を出したことがあると言うルークの走りも見られます。そして、ルーク以上にお兄ちゃんオーウェンの役柄がボンクラちゃん。バナナ色のツナギ着て強盗しちゃったりするんですちょっと高感度アップ。アンダーソン映画は音楽がいいと思うけど、この映画の音20楽もとても良いです。
(DVD 音声・字幕: 英語)
『アンソニーのハッピー・モーテル』 のタイトルで2005年4月20日 DVDリリース
Kill the man1999年 アメリカ)
監督:トム・ブッカー ジョン・キーン 出演:ルーク・ウィルソン ジョシュア・マリナ マイケル・マッキーン
 バスケットボールのハーフタイムフリースローコンテストで10万ドルを勝ち取ったスタンリー(ルーク・ウィルソン)は、友人のボブ(ジョシュア・マリナ)とコピー店を開く。しかし、その向かいに24時間営業の大きなコピーチェーン店が開店し、まもなく彼らの店は閑古鳥が鳴くようになる。自分達の店に客を呼びもどすためにスタンリーとボブはあの手この手で向かいのコピー店を妨害し始める。さらにスタンリーはガールフレンドの父親(マイケル・マッキーン)に店が上手くいかないなら自分の仕事を継ぐように言われ・・・。
 ち〜っとも笑えないコメディでした。何故笑えないかと言うと、スタンリーとボブの大きなコピーチェーン店に対する営業妨害振りがくだらなさ過ぎるんです。そんなにいろいろ考える暇があるなら自分達も24時間営業にするとか、サービスを向上させればいいのにと、いっくらルーク大フアンの私でも主人公達に感情移入できませんでした。まあそれでも、ルークのベッドシーンと歌、エンディングの扮装が可愛いかったのでそこだけは良かったかな・・・っと。
この映画、アメリカではサンダンス映画祭(?!)で上映された後一般公開される事なくビデオリリース、しかも現在廃盤です。amazonのユーストでもなくて、e-bayオークションで$2で落札しました。アメリカからの送料が$8、マネーオーダーの手数料が\1,000と、たかだか200円ちょいのビデオに2,000円近く使っちゃいました。しかもつまんない映画。これも愛よね。ルーク ! 
(VHS CC無し)
OLD SCHOOL (2003年 アメリカ)
監督:トッド・フィリップス 出演:ルーク・ウィルソン ヴィンス・ボーン ウィル・フェレル ジェレミー・ビーベン 
 恋人が出張中に3Pをやっているところを目撃したミッチ(ルーク・ウィルソン)は同棲を解消しキャンパス構内にある大きな一軒家に移り住む。友人のビーニー(ヴィンス・ボーン)とフランク(ウィル・フェレル)は傷心のミッチを慰めるためそこで大きなパーティーを開く。盛況さに気を良くしたビーニーは学生だけじゃなく男性なら誰でも入会出来るフラタニティーを作ろうと提案する。3人は会員を集め楽しい時を過ごしていたがそれを良く思わない学部長(ジェレミー・ビーベン)がそれを妨害、ミッチ達は大学側に会を認めてもらうためにテストを受けることに…。

 大好きなルーク・ウィルソン主演のおバカコメディでございます。ルークはやっぱりコメディ、それも相手に漬け込まれるほどのお人よし役がお似合いです。それでも最後のほうでフラタニティを諦めようとするビーニーを制止し、学部長に挑戦する姿勢を見せるとこ、それまでの"いい人ってダケなのよねブリ"を払拭してくれました。あ〜ルーク、もっともっといい映画に出て欲しいなぁ〜。怖い顔のヴィンス・ボーンは相変わらずのうまさ、ウィル・フェレルはダーティーな笑いを一身に引き受けてました。それと彼、劇中でカンサスの"Dust in the wind"を歌うのですがとっても上手でうっとりしました。
(DVD 音声:英語 チェコ語 ハンガリー語 ポーランド語 字幕:英語 チェコ語 ハンガリー語 ポーランド語 ギリシャ語 トルコ語 ヘブライ語 )
『アダルト♂スクール』 のタイトルで2005年10月7日 DVDリリース
Mysterious skin (2005年 アメリカ)
監督:グレッグ・アラキ 出演:ジョセフ・ゴードン=レヴィット ブラディ・コーベット エリザベス・シュー
  アメリカの田舎町に住むふたりの青年。ニール(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は、子供の頃母親(エリザベス・シュー)の恋人でリトルリーグの監督から性的虐待をうけ、今では大人たち相手に売春まがいの事をして「街中の男達と寝た」と豪語している。もうひとりの青年ブライアン(ブラディ・コーベット)は10年前のある部分の記憶が無く、ショックを受けると鼻出血を起こすようになっていた。彼はその原因を宇宙人に関連すると考えていて、同じような体験をもつ少女に連絡をとる。彼女と情報を集めるうちにブライアンとニールは再会する。

 "性的虐待が児童に及ぼす影響"がテーマなのでしょう。ニールは監督の行為に自分は特別な存在と感じ、ゲイである自分を受け入れて暮らすのですが別の子はその時のショック状態をひきずったまま生きている。性的趣向の自由を守りたいのならイタズラはいけません。最低合意年齢を守りましょう。
 ふたりの青年のうち、セクシャルなシーンが多いジョセフ・ゴードン=レヴィットは実年齢23才、そんな彼がティーンエイジャーの幼さやほんの少しの年齢経過を演じ分けていて素晴らしい。オタクっぽいブライアン役のブラディ・コーベット(実は美形)は17才、内容が内容なだけにグレッグ・アラキ監督はいろいろ気を使ったようで児童が性的虐待を受けるシーンでは色んなことをさせられるんですが、見ていて別撮りと分かり安心しました。
(DVD 音声・字幕: 英語)
  2005年『ミステリアス・スキン』のタイトルで東京国際レズビアン&ゲイ映画祭にて上映
The station agent (2003年 アメリカ)
監督:トーマス・マッカーシー 
出演:ピーター・ディンクレイジ ボビー・カナヴェイル パトリシア・クラークソン
 ミシェル・ウィリアムス
 鉄道模型店で働く小人症のフィン(ピーター・ディンクレイジ)は雇主の死によって片田舎の廃駅舎を相続する。好奇の目で見られてきた彼は鉄道を見ながらひっそりと暮らそうとするが、駅舎の前にスタンド店を開いているジョー(ボビー・カナヴェイル)は友人になろうと何かにつけ彼の生活に入り込んでくる。ある日街に買出しに行ったフィンは離婚女性オリビア(パトリシア・クラークソン)の車にはねられてしまう。ひとりになりたいフィンを放っておかないふたり。街に出ると田舎ならでは扱いを受けるフィン。彼の望んだ静かな生活は…。

 入院中の父親を気遣ってひっきりなしに携帯をかけるジョー、彼はキューバ移民で地域では毛色の変わった存在。離婚し、ひとりになりたくて田舎に移り住んできたオリビアも異色の存在。フィンは鉄道オタクと言う以外どこも変わったところの無いのに小人症ということで特別視されて心を閉ざしてきた。ひとりになって癒されたいふたりと誰かいないとダメなひとり。

 よく"時が癒す"と言うけれど"人によって癒される"こともあると分かった映画でした。フィンの近所に住む女の子が彼の外見から「学校へ行かないの?」と声をかけ、大人と分かった後「私のクラスでお話をしてくれない?」と頼む。無邪気な彼女の申し出に悪意は無いと分かっていても、クラスの反応が予想できるフィンが断ると「友達なら来てくれるはずなのに!」と怒る女の子。しぶしぶ教壇に立つ彼を自慢げに見る彼女、好きなシーンです。それとミシェル・ウィリアムスとのラブシーンも好きでした。
 この映画は
2004年第4回「鉄道映像フェスティバル」で上映されたらしいです。ってことは字幕が付いているはず。見たい!
(DVD 音声:英語 字幕:英語 )
JUNEBUG(2005年 アメリカ)
監督:Phil Morrison 
出演:エイミー・アダムス エンベス・デイヴィッツ ベン・マッケンジー アレッサンドロ・ニボラ
 セシリア・ウェストン スコット・ウィルソン
 ギャラリーのオーナー、マデリーン(エンベス・デイヴィッツ)は、オークションで知り合い電撃結婚したジョージ(アレッサンドロ・ニボラ)と彼女が発掘した老画家に会うべくノースカロライナへ行くついでにジョージの家族を訪問する。そこには彼女を暖かく迎えるそぶりなど見せない母親ペグ(セシリア・ウェストン)、寡黙で温厚な父親ユージーン(スコット・ウィルソン)、優秀な兄の陰になってきた弟ジョニー(ベン・マッケンジー)と彼の太陽のような妻アシュリー(エイミー・アダムス)がいた。

 大都会で働く優秀な兄と高校をドロップアウトした弟。どちらも伴侶を得ているが、夫婦のあり方や愛し方、その表現が違う。もちろんその親達も。JUNEBUG(コフキコガネ:こがね虫の一種)は妊娠9ヶ月の幼な妻アシュリーが生まれてくる子供に付けようと考えている名前。

 あったか〜いコメディでした。マデリーンと彼の家族は全く接点が見当たりません。彼女が家族と親しくなればなろうとするほど違いが見えすぎてくるのです。彼女を温かく迎え、家族のように接するのはアシュリーだけ。義妹のプレゼントにアンティークのベビースプーンを選ぶセンスは、都会では喜ばれてもバイブルベルトで生まれ育った義母には通じません。「これ、食器洗い機に入れられないの?」と。
 劇中アレッサンドロ・ニボラの歌う素敵な賛美歌を聞けてと〜っても得した気分ですが、いちばん良かったのはエイミー・アダムスの笑顔に逢えたことでした。
(DVD 音声:英語 字幕:フランス語 CC )
Me and you and everyone we know(2005年 アメリカ)
監督:ミランダ・ジュライ 
出演:ジョン・ホークス ミランダ・ジュライ マイルス・トンプソン ブランドン・ラトクリフ
  老人専門の送迎タクシーで生計を立てている映像作家の卵クリスティー(ミランダ・ジュライ)は顧客を連れて行ったショッピングモール内の靴屋で店員のリチャード(ジョン・ホークス)と知り合う。リチャードは妻から別れ話を持ちかけられ、ふたりの子供と家を出て小さなアパートで暮らし始める。リチャードの子供ピーターとロビーは好奇心いっぱいで毎日見知らぬ人とのチャットを愉しんでいる。少しづつ少しづつリチャードに近づいていくクリスティー。

 クリスティーを演じるミランダ・ジュライは、この映画の脚本と監督も担当しています。と、言うか監督で主演。な〜んて言っていいんでしょう。全体的にふんわりとお伽噺のような雰囲気のお話なのに結構きわどいんです。ティーンの女の子ふたりが自分達の実力(?)を比べるべくオーラルセックスをするシーンがあったり、彼女達に卑猥なメッセージを読ませる為に窓にいやらしい言葉を貼る大人がいたり。
 リチャードの子供達は可愛くってと〜っても無邪気。チャットで使う"POOP(うん○)"と言う言葉、子供の彼らには遊びの言葉だけど、大人には猥褻になりうると言うシーンが最高におかしかったです。
 未来の自分にプレゼントするものを集めている女の子や離婚で傷心のリチャード等登場人物は皆とても魅力的でした。でも、主演女優に魅力が無く、彼女のエピソードがまるまる要らないと思いました。リチャードの末っ子が朝日を見て終る詩的なラストシーンがとっても良かっただけにかなり残念です。春に字幕付きで見られるのが嬉しいです。絶対に劇場でも見ます!
(DVD 音声:英語 字幕:CC )
君とボクの虹色の世界』のタイトルで2006年春公開予定

「ストーリーが違います!」「その映画そうじゃないんじゃない?」と思われる方
質問等ございましたら こちら へお願い致します。

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